■ クイズ ■
■刑事訴訟法が改正されました。改正のポイントは9つあります。その改正の目玉となる取調べにおいて、どのような制度が導入されたでしょうか。?
→「取調べの録音・録画制度の導入」。
改正のポイントはほかにも、A合意制度及び刑事免責制度の導入、B通信傍受の合理化・効率化、C裁量保釈の判断に当たっての考慮事情の明確化、D弁護人による援助の充実化、E証拠開示制度の拡充、F被害者等及び証人を保護するための措置の導入、G証拠隠滅等の罪等の法定刑の引上げ等、H自白事件の簡易迅速な処理のための措置の導入、があります。
……続きは「BAN」10月号の特集「世界に広がる感染症とその対策」で……。
■死因によって死斑の色が変わるのは、血液の色が何に由来するからでしょうか。?
→「ヘモグロビン(Hb)の酸素飽和度に由来する」。
血液の色は赤血球のもつヘモグロビン(Hb)の酸素飽和度に由来するから、酸素飽和度の高い動脈血は鮮紅色、酸素飽和度の低い静脈血は暗赤色を呈している。したがって、窒息死は、十分な呼吸ができない状態で死亡するため、血液も死斑も暗赤紫色(チアノーゼ)を呈する。
一酸化炭素中毒死の場合は、一酸化炭素COがヘモグロビンに強く結合し、CO −Hbを形成するため、血液は鮮紅色、死斑も同様の色調になる。
凍死も、一酸化炭素中毒死と同様に鮮紅色の血液で、死斑も同じであるがメカニズムは全く違う。凍死は全身の細胞が低温になって、新陳代謝が著しく低下するので、細胞の酸素消費が少なくなって死亡する。そのため、血液も死斑も酸素量が多いので鮮紅色を呈しているのである。
また、病死例では心筋梗塞などの発作で突然死する場合などは、心臓部の激痛で呼吸も止まって「ウーッ」と、苦しみ急死する。血液は酸欠になって急死するから、死斑は暗赤紫色になっている。
ところが脳出血など一般的な病死では発作で意識不明になっているが、大いびきをかき、大呼吸をくり返し、死亡するので血液は酸素を失わず、死斑は赤褐色である。
……続きは「BAN」11月号新連載「法医学はおもしろい」で……。
今号の特集は「刑事訴訟法改正――何がどう変わるのか」です。ぜひご一読ください!
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